単発から交互押しにしたらOSUが5割増しで楽しくなった話
OSUは2013年から触っています。ランキング度外視Graveyardばっかりしていた娯楽プレイヤーです。
最近になってPP譜面の面白さに気付き、ACCに意識を向けてプレイするようになる。
その過程で単発押しのモヤモヤが怒髪天、交互押しへ転職を決めました。
結果、交互にしてからOSUが5割増しで楽しくなりました。驚いたので情報発信します。
① 楽しめる譜面が増えた。
交互押しに変えた一番のメリットは、楽しめる譜面が爆増したことです。
星3、星4、低いAR譜面、テクニック系 全て楽しめるようになった。
これだけで甲子園優勝レベル。
OSUをプレイしている時の感覚も変わりました。
交互押しはMAPに手を惹かれて踊っている感覚があります。叩いていて心地いい…。
うまく押せない私をリードしてくれるこの感じ…...夢小説じゃな?
要約すると、MAPの方から私を楽しませてくれるって感じです。バブみを感じる。
単発押しはMAPと独り相撲している感覚でした。征服感が強かった。
「俺がMAPを攻略するぜ、お前は俺にMAPを提供しな」
こんな感じで、MAPが気に入らなければ攻略する気も起きない=楽しくない。でした。
理由を考察するに、単発って作業的なんだと思います。
リズムに乗るよりも的に合わせて叩けるのが気持ち良いみたいな。FPS寄りの思考。
だから単発押しは、ジャンプMAPが一番楽しいと感じるのだろう。
そもそも私がGraveyardばかりするようになったのは、Rankedしている好きな曲の難易度が軒並み低かったからです。
「お、この曲のMAPあるやんけ」→「なんや星4までしかないのか…遅くて退屈だからやれへんわ。誰か星5.5辺りで作ってくれへんかな」
星7までいくと出来なくなるし、星4.5辺りだと遅すぎて雑念に頭を埋め尽くされてクリアする前に辞める。星5.3~6.3が攻守共に最強だった。
Graveyardって星5.3~6.3が多いのよね。星7も多いけど…。できなぃ。。。
その点でもって、プレイできる譜面が8割近く除外されていたような気がする。
でも交互押しに変えた今は全部取って全部楽しめてる。
これって凄いことですよ、んあぁぁー!!!OSUたのしぃぃいいー!!!!!!
② 成長する楽しみを思い出す
音ゲーをやっていると、体が自分の力以外の何かで動いていることに気付くと思う。
「私」に出来ることは、「これをしてね、これを覚えたいと思ってるの」と意識の方向性を決めることだけで、出来るかどうかは肉体の自動機構にかかっている。
鍛錬は裏切らないという言葉があるみたいに、乗り物である肉体にどれだけ教え込めたかで出来るかが決まる。
この視点を持つと自己批判が減ると思っている。
「なんで押せないの私って本当にダメだわ…。」
私がダメダメなんじゃなくて、肉体が今はできないってだけ。
いや肉体=私でしょ、と思うけど実際に「私」が制御できている部分ってほぼ無いのよ。なら肉体と私って別物だと思っていいと私は思うの。
すると自己批判することが少なくなる→ 楽になる→ OSUがたのしくなる!→ すごい!
動物に芸を仕込むのと一緒だと思う。私に出来ることは正しいやり方を与えて、これが重要ですよって教えること。
もちろん意識でゴリ押せる部分もあると思う。集中力とか的を見ようとする意思とか。
でもそれは切っ掛けであって、その後に起こる出来事の結果は操作できない。
この理解をもってから交互押しの練習をした結果がすごいの。
2日目にして交互押しで星6までクリアできるように持ち直した。ランクはCですけど…。
練習密度は30時間起きながらやってた。ずっとやっていた訳ではないので、OSU単体プレイ時間は15時間くらいか。
とりあえず星3、低いARを徹底してやりました。
アプローチサークルをガン見して一個一個交互に押していく。リズムを取るために指は高く上げて、脳にこれが重要ですよと教えるために大げさに叩く。
こうした意識した刷り込みはメチャクチャ効率よく吸収されるらしい。
…それに気付いたのは日差しが目に突き刺さる日曜の朝
眠くて集中力の必要な低AR譜面に嫌気が差してきた頃、
「…花譜ちゃんの曲やりたぃ。」
そう呟いた私は星6譜面『魔女』に手を出しました。
Kaf - Majo · beatmap info | osu!
…いけません!それではまた変な癖がついてしまいますよ!
「花譜ちゃんのせいで交互押しが下手になるなら栄誉なことだ」
よくわからない自己正当化をキメた私は、とりあえずやるべ。と藤吉郎。
藤吉郎に期待なんてしていなかったから、楽しめたらそれで良いと思っていました。
そうしたら、
……なんということでしょう! 的が勝手に押されていきます!
もしかして単発押しになってる…?…いえ、いいえ違います!これは交互押しです!!
人差し指と薬指がダバダバ動いて、その様はガニ股でステップを踏むインド人を思い起こさせました。きっとインド人はOSUが上手い。
やろうとする=未来を掴もうとする、と腕に変な力が入る。思考が体の動作の邪魔をする。
つまり「私」の思考なんて無駄なだけなんだ。
左腕に全権限を与えてあげると、出来る範囲で最高のパフォーマンスを発揮してくれます。まだまだ下手ですから拙い動きですが、私にはシルク・ドゥ・ソレイユだと思えた。
優勝です。
③ インスト曲の譜面が楽しめるようになった
インスト曲の譜面に多いのだけど、全部のサークルが繋がっているようなMAPありますよね。 単発が速いやつ。テクニカル譜面?
この手のMAPは少し速めの連打を常に要求されるから、単発押しが厳しかった。
クリア自体はできても「ただ追いかけていた」という感覚だけが残って全く楽しくなかった。指も無理するから痛くなるしで、毎回避けていた。
Caravan Palace - Lone Digger · beatmap info | osu!
このMAPは少し違うかもしれませんが、単発の時には出来なかった譜面です。
サークルの重ねが無いのでストレスなく叩くことができる。超楽しい
星5.8の譜面で自己ベスト ACC:80% なんだけど、これはAIMが追いついていないだけで、交互押し力は満たしていると思った。
なによりミスしても叩けてると思えるんだよね、つまりメチャクチャ楽しいってこと
単発のときの息が詰まる感じ大嫌い。それが無いって最強なのでは…?
④ 押し遅れをカバーできるようになる
反応が遅れ、焦って押しにいっても手遅れ、これが今までの私。
お祈りすると何故か間に合っている、これが今の私。
交互押しには指がもう一本ある。
そう薬指である。
彼は、人差し指が苦しんでいるのを横目に涼しい顔して押していく。
どれだけ指の詰まりに苦しんでいたのかが分かる現象だ。
焦らなくても間に合う、と理解したのも大きな収穫である。焦りが腕に力を込めるから。
サークルの速度は相変わらず「速すぎる」と感じるけど、猶予時間は結構ゆっくりしてるんだなって思った。
表面上厳しいのに、実は気遣われていたのが分かった瞬間である。
星6譜面ちゃん、実は僕のこと好きだったりする?
難易度が4割くらい減少してる。
目のレベルが上がれば星7譜面も夢ではない、ボブは喜んだ。
単発押しで星7クリアする人たちを思い出し、ボブは顔をしかめた。
⑤ サークル凝視の重要性に気付く、やりがいを得る。
指を交互にして叩くのは難しい。
人差し指と薬指の長さが違うし、力の入れ方も違う。
指の置き方も斜めに癖付されていたおかげで、私の連打はボロボロ。
もっと酷いのは単発が2個、3個、4個と横並びになってるやつ。
星3、低AR譜面ですらまともに押せない。
交互に動かす=連打 という風に脳みそが記録しているせいで、ゆっくり押そうとしても連打になりやがるんだ!
これを治すために低AR譜面が大活躍だった。今まで存在理由を疑っていてごめん。
まず、低AR譜面が押せない理由として 的の数で見ているからだと思った。
星5なら的の数=押すタイミングで大丈夫だった、アプローチが速いから。
これまでは、ほとんど意識せずに押していたと言うことだよね。
……サークルに対する認識を変えなければなるまいな……。
そう思い立ったボブは、「的を押すタイミング=アプローチが閉じるタイミング」の認識を会得するまで星3、低AR譜面をやり続けた。
そうして気付いた変化は、目がギョロギョロしているということ。
指交互+マウスAIM+目ギョロギョロ。ボブは何か別の生き物に進化しようとしていた。
疲れる、でも不思議な充実感…なんていうか…こう…
OSUをやってる!って実感が凄いのよ。やりがい感じちゃう。
この実感を感じてから星2、星3、星4 全ての難易度が楽しめるようになった。
どの譜面にも良さがあるって感じで、最後には楽しかったで終われる。
それに低ARの譜面ってフルコンするの結構むずかしいのよね。私が交互押しに慣れてないだけかもしれないが。
だから、低ARの譜面はフルコンすると凄い達成感がある。
こんなにOSU って楽しかったかしら。そう感じる昼下がりであった。
まとめ
交互押しの効果が天照大神だったので書きました。
交互押しにシフトしてから今日で3日になります。魔女でB取れました、肉体ちゃん偉い
単発からの苦悩と、上達のコツを見つけたらまた記事にします。